俺のもんだろ Ⅱ
あたしは、ご飯を作る時はエプロンをしてる。
でも、なんだか悠雅は嫌がって…
なんで、なんだろ…?
顔を近づけて言う悠雅。
「理性吹っ飛びそうになるから止めろっつってんの」
「…っ……」
ちょっと…近いよ、悠雅…
「なに赤くなってんだよ、ばーか」
な…
やっぱり、こういうところは相変わらず。
体育祭から、もうすぐ2か月。
一緒に暮らしてるのも、2か月目。
あたしの胸には、ちゃんと光ってるネックレス。
「悠雅がっ…」
「俺が、なに?」
そして、あたしが言葉に詰まっちゃうのも
相変わらず。