俺のもんだろ Ⅱ
ちょっとだけ、嬉しくなる。
言わなくても、思ってることわかってくれるんじゃないかな
…なんて……
そんなこと、あるわけないよね。
「なにぼーっとしてんだよ」
そう、声をかけられて
はっと我に返る。
いつの間にか食べ終わっていた悠雅。
悠雅は、洗い物は自分でちゃんとやってくれる。
正式には…
やってくれるようになった。
家事なんて、したことのない悠雅にとっては
洗い物だけでも一苦労なようだったけど
最近は慣れた手つき。