俺のもんだろ Ⅱ



ぎゅっと、美夜を抱きしめる。




「ゆ、ぅ…が?」



こんな風に、名前を呼ばれただけで




心臓がドキッと跳ねる俺は…






相当、重症なのかもしれない。








「心配すんなって。選ばれんの、多分お前だから」





そういった。



励ましとかじゃなくて、




本気で思ったこと。





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