君とエプロン
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シオリの話によると、ミヅキは入学式の時から一人でいた私をいつも気遣かっていたと言う。でも一人を好む人もいるからと、なかなか声をかけることができなかったらしい。しかし入学当初から私と仲良くなりたがっていてくれたと言う。


−『ミヅの直感は当たるんだよ☆ハルミちゃんは絶対いい子だよ☆』−


これがミヅキの口癖になっていたらしい。そして今日から始まる親睦会での部屋割が一緒になったことで、絶対に仲良くなるって意気込んでいたらしい。




「…そうだったんだ。なんか…嬉しいな///」

私は素直に嬉しかった。中学からの友達もいないで、人見知りする私に高校で初めてできた友達。一生大事にしたいと思った。



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