†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
そう言われても、こんなに近くじゃ
私の心臓の音とか聞こえるんじゃ・・・。
「俺の首に手を回せばいい。それとも、俺がそんなに嫌いか?」
そんな言い方、ズルい。
私は、どうにでもなれっと冬夜の胸に顔を埋めて
見られないようにした。
「冬夜といると、私は私では無くなる。」
「どういうことだ?」
「怖いの。」
「俺がか?」
「違う。自分が、よ。」
夜の学園内を飛行し、あっという間に学園の寮にたどり着いた。
冬夜は迷うことなく私の部屋のベランダに降り立ち
私を抱えたまま、部屋の中へと入っていった。