†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
冬夜の顔を見ようと、顔を上げる。
すると、長くて細い冬夜の綺麗な指が
私の頬をとらえ、そのまま顎のラインのそって動く。
そして、顎を軽く上に向けられた。
目の前に迫る、冬夜の顔。
次に何が起きるのか分かっているみたいに
そっと目を閉じる。
そして唇に感じる、彼の吐息。
「瑞姫、愛してる。」
そう囁くと、温かくて柔らかな彼の唇が触れた。
最初は一瞬。本当に触れ合うだけ。
そして離れたかと思うと、また直ぐに優しいキスが降ってきた。
今度は長く、私の唇を味わうように触れていく。