†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
冬夜に頭を固定されている分、なすがままになって
上手く空気を吸うことが出来ない。
も、無理・・・
冬夜の胸を、トントンと叩いて意思表示。
すると、気が付いたのか
ふっと彼の唇が離れ、私の顔を覗き込むように見つめる
冬夜の顔が見えた。
「ふっ・・・可愛いな、お前。」
「っ、冬夜のバカ・・・」
彼のシャツを握り、顔を彼の胸に押し付ける。
顔が熱い。
きっと真っ赤になってるんだろうな。
それから、冬夜とは少し話をした。
私の過去については、私の養父である月ノ瀬慶仁さんも
一緒に交えた方が納得がいくだろうと
私から連絡をとり、三人の都合を合わせることになった。