†*†ヴァンパイア学園†*†  巫女姫×王子


颯斗は、机に資料を置き紅茶をつくリ始めた。

だんだん部屋の中に、紅茶のいい香りが漂い始める。




「はい、どうぞ。」

「ありがとう。」

「生徒会長。いろいろしなきゃいけないことは山積みだから、ね。」




そう、憎たらしいほどの笑顔で言う。

こいつは悪魔か。



でもまぁ、仕方ないか。

学園には学園の、生徒会としての役目があるし

颯斗に、任せっきりだからな。




「分かってるさ。」

「ん・・・」

「あ、起きたみたいだね。」

「ん?・・・ぁれ・・・」




状況が把握できないといった様子の瑞姫。

その、少し寝ぼけた顔もちょっと、そそられる。

いっそこのままキスしてやろうか。


< 121 / 391 >

この作品をシェア

pagetop