†*†ヴァンパイア学園†*†  巫女姫×王子



「瑞姫・・・俺も、愛してる。」

「冬夜」




どうやって、私の気持ちが伝わったのか分からない。

けど、嬉しくて私の目から、一粒の涙が零れ落ちた。





「お前のすべてが、欲しい。」

「・・・だめ。」

「いつか、必ず貰うからな。」

「ばか。」




冬夜は、私の首筋に付けた二つの傷跡を愛おしそうに舐めて

抱きしめてくれた。



そして、そのまま私と冬夜は

眠りについた。




はじめて、一つのベッドで二人一緒に――――――――――



< 130 / 391 >

この作品をシェア

pagetop