†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
「っていうか、教えてよ。なんで、慶仁さんを知ってるの?」
「それは・・・月ノ瀬さんも言ってたろ?明日、話すって。」
そうなのだ。
冷たいお茶を持ってきてくれた慶仁さんは
今日は疲れただろうから、話は明日ねって笑顔を浮かべ
誤魔化しながら、本殿へ戻っていった。
この後も、いろいろ神主としてのお仕事があるみたいで
今日はゆっくり話も出来ないらしい。
この二人の接点。
何処にあるんだろう・・・気になる。
けれど、少しだけ不安がある。
聞いてしまったら、後戻りできなくなるような。
誰かが私の元から消えて無くなってしまうような。
それも私にとって、一番大切な人が・・・。
嫌な予感がする――――――――