†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
彩姫の実家は、この村の長の家で
代々長女に次期村長の証として「姫」の名がつけられるらしい。
そして彩姫の娘もまた、その証として産まれる前から
「姫」が付けられ“ 瑞姫 ”と名づけられていた。
だが、産まれて間もない頃発覚した彼女の能力。
それは、彩姫の力を色濃く受け継いだ哀れな力だった。
『命を奪う力』
彩姫は、植物に特化していたが瑞姫は命すべてに発揮される。
それが分かったのは、産まれて直ぐにシャーマンに呼ばれ
瑞姫を連れて行った時だった。
そして直ぐに、この子には強力な力が備わっている。
命そのものを操ることが出来る、と言われた。
半信半疑だったが、彼女がまだ歩くこともままならない頃
事件は起きた。