†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
「瑞姫・・・貸して」
「?」
リングに魅入っていると、ふいに冬夜からそういわれ
小箱ごと彼に差し出すと
中から、ネックレスだけ取り出し後ろからそれを付けてくれた。
ヒンヤリとした石の感触がとても気持ちがいい。
それでいて何故だか温かいような、不思議な感じがする。
「ん、似合ってる。このリングは、いつかお前に着けてやるからな。大切に持ってろよ。」
「うん。大切にする。」
「・・・お前、今の意味分かってる?」
「?」
首を傾げ、冬夜の言葉を不思議に思っていると
深いため息が聞こえ、少し呆れたような顔になる彼。
えっと、私・・・変な事言ったかな?