†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
「冬夜。今朝、私に言ってくれたよね?」
「何をだ?」
「何があっても、何を聞いても私の傍から離れないって。」
「・・・。」
「私も同じだよ。何があっても、何を聞いても冬夜の傍にいたい。誰よりも信じてる。私も、皆も同じ気持ちだよ。冬夜が王子だからじゃない。冬夜だから、皆傍にいるのよ。」
「・・・瑞姫」
冬夜の瞳に、私が映りこむ。
アメジストの瞳がキラリと輝き、真意を探るように見つめている。
「冬夜、私明日の夏祭りに神楽を舞うの。見てて、想いを込めて舞うから。冬夜の為に舞うから。」
「っ・・・瑞姫」
「ん?」
「ありがとう。」
自然と2人の距離が近づいて、重なり合う影。
甘く切ないキス。
星降る夜空のように、何度も何度も――――
お互いの想いが届くように・・・