†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
弾け飛んだ、腕は地面に落ちる寸前で
灰となり消えていく。
「おぉ、素晴らしい。これが本来の真神の力か。」
痛みを感じないのか、それよりも昂る感情がそうさせるのか
嬉々とした笑みを浮かべ、更に近づいてくる。
「まずいな。」
「っ、親父?」
やっと周りを囲んでいた奴らを振り払い、瑞姫に駆け寄ろうとした
冬夜の目の前に現れたのは白夜だった。
「退くぞっ」
「はぁ?何を・・・それよりも、瑞姫のところへ」
「バカ言え、死にたいのかっ」
白夜の怒りのこもった声に一瞬怯んだ瞬間
冬夜は百夜の瞬間移動で、その場から姿を消した。