†*†ヴァンパイア学園†*†  巫女姫×王子


弾け飛んだ、腕は地面に落ちる寸前で

灰となり消えていく。




「おぉ、素晴らしい。これが本来の真神の力か。」




痛みを感じないのか、それよりも昂る感情がそうさせるのか

嬉々とした笑みを浮かべ、更に近づいてくる。




「まずいな。」

「っ、親父?」




やっと周りを囲んでいた奴らを振り払い、瑞姫に駆け寄ろうとした

冬夜の目の前に現れたのは白夜だった。




「退くぞっ」

「はぁ?何を・・・それよりも、瑞姫のところへ」

「バカ言え、死にたいのかっ」




白夜の怒りのこもった声に一瞬怯んだ瞬間

冬夜は百夜の瞬間移動で、その場から姿を消した。


< 284 / 391 >

この作品をシェア

pagetop