†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
「感動的になるのはいいが、そろそろ始めないと間に合わんぞ。」
「冬夜。俺達が渦の中心までお前を連れて行く。その後は、頼んだぞ。」
「・・・・・・あぁ。必ず、2人で戻ってくる。」
渦の中心まで連れて行く、という事は
颯斗たちが、冬夜の楯になって先頭に立つという事。
それがどれだけ危険な事か。
だけど、それを覚悟してココに来てくれた仲間の想いに
瑞姫と一緒に無事に戻ってくることで応えよう。
「よし、行くぞ。」
白夜の声に、一斉に緊張感が増す。
白夜は全身全霊の力を手の先に集中し集める。
そのオーラは凄まじく、誰にも真似できないヴァンパイアの王ならではだった。
それに合わせ、冬夜も颯斗たちも力を集中し突撃に備える。
「はああぁぁっ!!行け、我が子達よぉぉ!!」