†*†ヴァンパイア学園†*†  巫女姫×王子


瑞姫の言葉を聞いて、揺れ動いていた決心が

新たに、固まった。




「瑞姫。俺と一緒にみんなのところに帰ろう。」




そう話しかけ、牙をむき出しにした口を

彼女の柔らかな首筋に、プツリと突き立てた。





☨*☨*☨*☨*☨*☨*☨*☨*☨*☨*☨*☨
☨*☨*☨*☨*☨*☨*☨*☨




不思議。

痛みも苦しみも熱さも、何も感じない。



瑞姫は、膝を抱えるようにして其処に居た。

辺りは真っ白な空間。

何もない。

その中に浮遊するように、ただ1人其処に居た。



だ、れ?・・・私を呼ぶのは・・・

・・・イヤ・・・目を開けたくない。もう少し、寝させて・・・


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