†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
皆が部屋から居なくなると
後ろにいた冬夜が、ギュッと私を抱きしめて肩口に顔を埋めた。
「冬夜?あの、私・・・」
「起きた第一声が、他の男の名前呼ぶとかありえないんだけど。」
「え、いや、あのね・・・きゃっ。」
言い終わらないうちに、視界が反転し
柔らかなベッドに背中が当たると同時に、目の前には天井を背景とした
冬夜の妖艶な顔が私を見つめていた。
「お仕置きが必要だな。」
「冬夜、違うの。聞いてよ・・・ゃ・・んっ。」
「後で聞く。喋ってると、舌噛むよ。」
強引だけど、優しく私の唇を啄むように
何度もキスを繰り返す冬夜。
だんだんそれは深くなって、今まで感じたことのないくらい
執拗に私を求めて、息つく暇も与えてくれない。