†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
「瑞姫。言わなきゃ、分からない。」
嘘つき。
そうやって、言わせようとするんだから。
イジワルな人。
あぁ、でも喉がヒリヒリと痛む。
もう限界かも。
喉が渇いて、仕方がない。
「・・・血を、ちょうだい。」
「くすっ・・・あぁ。気が済むまで、飲めばいい。」
くるんと、また視界が変わって
今度は冬夜が下になって、私を見上げてくる。
「イジワル」
「けど、好きなんだろ?」
「ん。好き。」