†*†ヴァンパイア学園†*†  巫女姫×王子


余韻に浸りながら、冬夜を見つめていると

クスリと笑う彼の声と「可愛い」という言葉が降ってきた。




「無しっていうのは、却下。さっきの誓い、今日からしてもらうから。」

「今日から?」

「そ。今日から、瑞姫はココで俺と一緒に住んでもらう。」

「ココで、一緒に・・・」




酸素不足で上手く働かない頭を、無理やり動かして理解しようとする。



一緒に、ココで、冬夜と・・・

ココって、冬夜の部屋で・・・

一緒にって事は・・・同棲?

え・・・・ぇぇぇえええええ!!!!!!



顔が真っ赤になって、頭から湯気が出そうになっていると

冬夜は、しれっとした顔でチュッと音を立てたキスと1つ落とした。




「じゃ、そう言う事で。」

「い、いやいや・・・」

「嫌なの?」

「じゃなくて」

「そ。良かった。」


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