†*†ヴァンパイア学園†*†  巫女姫×王子


結局、冬夜の言葉通り

その日から、冬夜の部屋で過ごすことになった。



本当は、クラスも一緒にしたいなんて言っていたけれど

私は一年だし、彼は三年だ。

流石にそこまでは出来ない。

ただ、ヴァンパイアになっても私は以前と変わらず人間と同じ普通クラスにいる。

それは良いんだろうか。



そっか、冬夜は三年なんだ。

今は10月。

あと、5ヵ月もすれば卒業してしまうんだ。

じゃぁ、学園の薔薇の役目も終わりだよね。



冬夜は、卒業したらどうするんだろうが。

進学するのかな?

それとも、魔界に戻っちゃうのかな。



この先の不安が、波のように押し寄せる。

ずっとこのまま、みんなと居ることはないんだろうな。

寂しいな。

< 351 / 391 >

この作品をシェア

pagetop