†*†ヴァンパイア学園†*†  巫女姫×王子


それに零士と千景の行方が分からない、今

いつ何処から、アイツが瑞姫を襲ってくるかも分からない。

その紫貴という男が、その刺客という可能性も無いわけではない。

用心に越したことはない、と言うわけだ。



不本意だが、親父に相談してみるか。





☨*☨*☨*☨*☨*☨*☨*☨*☨*☨*☨*☨
☨*☨*☨*☨*☨*☨*☨*☨





「・・・そうか。藤ヶ谷紫貴という男については、こちらでもヤツの接触がないか確認してみる。」

「あぁ、頼む。」

「それより、冬夜。瑞姫の様子はどうだ?」

「まぁ・・・それなりに、変化はあったよ。」

「そうか。瑞姫の力は不安定だ。気を付けろよ・・・場合によっては。」

「っ、そんな事させない。例え、親父であっても。じゃ、な。」




そういうと、鏡の前から離れ通信を切った。

俺の部屋の奥にある鏡は、魔界の親父の部屋と繋ぐことが出来る。

世界が違うと、思念は届かないから。

こういう手段しかない。


< 357 / 391 >

この作品をシェア

pagetop