†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
「っ、はぁ・・・おいし。」
「それは良かった。今度は俺が貰ってもいい?」
「うん。もちろん。」
高揚したように頬を赤らめた瑞姫の顔を見ていると
なんだか俺も欲しくなった。
だから、彼女の首筋にチュッとキスをしながら反応を楽しむように
プツリと牙を差し込んだ。
小さく「あっ」という声が聞こえ、瑞姫の細い腕が
俺の背中に回され、ギュッと力がはいる。
あ、やべ・・・血だけじゃ、足りなくなってきた。
なんていうか。
彼女の香りや声、体温全てが欲しい。欲しくてたまらない。
それに・・・今の瑞姫の顔、エロい。
ま、面と受かっては言えないけど。
颯斗によく言われるけど。
俺は瑞姫の事になると ‟ 余裕 ” なんて、これっぽっちも無い。
だって、瑞姫が居なくなったら・・・なんて考えただけでも狂いそうになる。
それほどに、彼女を愛している。