†*†ヴァンパイア学園†*†  巫女姫×王子


だから、余計な言葉を聞く前にココから立ち去ろうと

ソファから立ち上がり扉に向かった。



「瑞姫ちゃん。本当に守られるべき特別な子なんだ。」

「颯斗・・・もういい。好きにさせてやれ。」

「でも、冬夜・・・」

「あいつは、きっと自分の足でもう一度、ココに来る。」



絶対、来るもんですか。

こんな場所、二度と来ることは無い。





そう思っていたのに、あんなことが起きるなんて。





間もなくして私は、紅寧さんの“ 王子 ”という言葉の

本当の意味を知ることになった。




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