†*†ヴァンパイア学園†*†  巫女姫×王子



「久しぶりに、その ” ばか ” って言葉、聞いた気がする。」

「そう、かな・・・」

「瑞姫。他の男を好きになるなよ。」

「変なの。私には冬夜だけよ。冬夜だけを、愛してる。」




ぎゅーっと裸のまま抱きついてくる瑞姫。

でも、そんな無防備な彼女に悪戯をしたくなる。




「瑞姫・・・」

「ん?」

「誘ってる?」

「なんで?」

「だって・・・」




俺の目線の先・・・瑞姫の胸が露わになって、俺の身体に

触れているのに気が付いた彼女。

どんどん顔が真っ赤になっていって、バッと音がするかのごとく

背中を向けて自分の身体を隠す。



予想通りの反応に、笑いを隠すことが出来なくて

クスッと小さく笑って、背中から彼女の事を抱きしめた。

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