†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
「で・・・恋人って何をすればいいの?」
「は?!」
「だって、今まで恋人なんていなかったし・・・」
語尾が小さくなり、俯いていく。
いや、本当に。
私以外の人が・・・てか、みんなヴァンパイアなんだけど。
近づいてきたことないし、話もしたことないし
ましてや恋人なんて、出来るはずがない訳で・・・
あぁ、なんだか恥ずかしい。
「へぇ、姫ちゃん。彼氏いたことないんだぁ~」
「ふーん。」
私を姫ちゃんと呼ぶのは、紅寧さんしかいない。
俯いていた顔をバッと上げ、声のした方を向いた。