†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
第8夜.衝動と巫女の力
胸がザワつく・・・嫌な予感がしてならない。
次の瞬間、私は何かに突き動かされるように寮を飛び出していた。
向かったのは、来てはいけないと言われた生徒会室。
っ、はぁ・・・はぁ・・・
今まで生きてきた中で、こんなにも一生懸命に走ったかと思うくらい
走った所為で、息が苦しい。
生徒会室の扉の間で息を整えると、ドアノブにでを掛けた。
すると――――――
「ぁン・・・王子、もっと・・・ああっ」
え、なに・・・女の人の声?
心臓が爆発するかの如く、バクバク音を立て始める。
ここまで走ってきた所為か、それとも他の何かの所為か・・・