†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
音を出さないように、ゆっくりと扉を数センチ開けて中の様子を見る。
見てはいけない、そう頭の中に警鐘が鳴り響いているのに。
薄暗い部屋・・・そして、ソファに2つの影。
1つは、ウェーブの掛かった髪の長い女の人。
そしてもう1つは・・・・・・冬夜。
女の人がソファに座り
覆いかぶさるように冬夜が彼女の首元に顔を埋めていく。
それはスローモーションのように見えて―――――
「あ、あぁン・・・はあっ。」
彼女の背が、弓なりに反りあがったと同時に
声が大きく・・・甘く部屋に響き渡る。