†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
暫くあの発作は出なかったのに、どうしてだろう。
みんなを危険に巻き込むくらいなら、私はこの学園からいなくなった方が・・・
「瑞姫ちゃん、変なこと考えてない?居なくなった方が良いとか。」
「え、どうして・・・」
「思いつめた顔してたから。」
以前は何を考えてるのか分からない、とよく言われていたのに
ここに来てからは、みんなに私の感情がバレているような気がする。
「瑞姫ちゃん、なにかあった?」
「・・・私、自分が分からないんです。」
颯斗さんは紅茶を一口、口に運びまっすぐ私を見つめた。
「満月の夜、冬夜さんが女の人の血を啜っているのを見ました。」
「・・・怖くなった?俺達のこと。」
颯斗さんの言葉に、ブンブン左右に首を振って
違うと伝えた。