本物の愛をちょうだい。
「美亜、どこみたい?」


「じゃあ、そこのショップ。」


好きな洋服のブランドの
ショップ。


最近服買ってないからな。


あ、このトップス可愛いな。


あ、このワンピも!
そろそろ冬だしな。


モコモコも可愛いー!!



「クスクス…」

あ…オーナーの存在忘れてた。


「ごめん…
って、何笑ってんの?」


「なんでもない。
これ、似合うんじゃね?」

「アタシには可愛いすぎるよ。」


ピンクの花柄のワンピ。


「そうか?
俺は似合うと思うけど…
ほら。」


ち、近い。

後ろから洋服を合わせてくれてるけど…


顔が非常に近い。



こんなんじゃ、動けない…



オーナー、アンタ罪だよ。
こんなこと余裕でできるんだから。



「よし、これとその服買うぞ。」


「は?
アタシ買うなんて言ってないじゃん。」


「いいからいいから。
久々にこーゆうのテンション上がるんだ。」


オーナーもテンション上がってるのか。


なんか嬉しいかも。




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