本物の愛をちょうだい。
買って貰った服。


今までいろんな男に買って貰ったけど。
その時よりも、すごく嬉しい。



好きな人に買って貰ったのがこんなに嬉しいなんてね。



ショップを出て、
フラフラしていると…


「あれ、美亜じゃね?」


うわ…
こんなところで会うなんて…


「なに。」


前に、一回ヤッタ男。
ナンパされて寝た。


「へえ~、美亜男できたん?」


「お…男ッッ//
違うから。ただのオーナー。」


「オーナー?
お前働いてんの?」


「バイト。」


「ふーん。
つかさ、久々に会ったんだしまた行こうぜ!」


「どこに…」


「ラブホだよ。ラブホ!!
美亜、うまかったし~」


なッッ…
バカ男…
オーナーの前でやめろ!!


「あのさあ、た・だ・の・
オーナーが言うのもなんだけど!!
デートの邪魔なんすけど…」


え…


「何、オーナーとやっぱりできてんじゃん!
美亜、やるなあ~
まあ、男居てもいいからさ一発相手してよお~」


グッッ


「え…?」


繋いできた手が痛い。


「コイツに手を出すな!
クソガキ!!!
美亜、行くぞ!」


「えッッ!?
ワッッ…お、オーナー!!」


オーナーどうしたの?


グイグイ引っ張られてる。



< 116 / 283 >

この作品をシェア

pagetop