本物の愛をちょうだい。
アタシはこの家に住んでるから家事くらいできるようになりたいのに…



ダメだこりゃ…



「少しずつでいいよ。
実亜がやろうと思ってくれただけで嬉しいよ。」


「ごめんなさい。」


「気にすんなよ。」


本当に晴樹さんは優しすぎるよ。



「あ…晴樹さん仕事行く時間だね。」


「本当だ!
じゃあ、実亜俺行くから!帰ったら夕飯は食べにいこ!」



「うん!」


あーあ。
朝ご飯くらい作れるようにならなきゃ。



晴樹さんを見送った後は、家の掃除をする。

掃除ならできるよ!!



ここに来てから、
男とヤッタり夜遊びに行ったりしてない。


なんか申し訳ない気がするから。



晴樹さんがあまりに優しいから。



きっとこうやって
晴樹さんとの時間が増えていくんだね。



これでいいんだよね。




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