本物の愛をちょうだい。

オーナーの連れ

バイトを始めて、3日。


「美亜ちーん、おはよう♪」


「あ、龍はよ。」


「今日も可愛いね~。
少しは慣れた?」


「まあまあ慣れた。」


「そっか♪
困ったことがあったら何時でも言ってよね。」


ぎゅうッッ。


龍になにかとボディータッチされるのにも慣れた。



「よおっ美亜。」


「あ、オーナーキスマーク。」


首に堂々とキスマークを付けたオーナー登場。


「うわッッ…マジでアイツ付けやがった…」


「オーナーおさかんですね~」


「そーゆうお前も、
昨日家に居なかったろ…」

「まあ。
遊びたい盛りの17才ですから~」


昨日、バイトが早く終わってヒカルのとこにいた。


バイトの報告もあったし。


「ま、バイトさぼらず
来たから許してやるか。」

「雪夜さんと美亜って
仲いいっすね~」


「仲いい?
どこがだよ~生意気言ってるだけじゃねーか。」


「だって、なんかオーナーとバイトとかじゃなくて
親子みたい。」


プッッ…


「おい、清…
ふざけんなー!俺まだ27だっつの。
俺、そんな老けてんの?」


プッッ…
傷ついてるし…


ウケル…


「おい、美亜。
笑ってんじゃねーよ。
オープンの看板出してこい!」


「へいへい。」


オーナーがこんなだから、というか
多分あんまりまともなの居ないから、結構楽しいかも。



あんまりきっちりしてないから、気持ちが楽。



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