本物の愛をちょうだい。
そして1ヶ月後…。


ようやく、出られた俺は
バイトを始めた。


バーのバイト。


まだあれからのぞみとは
連絡が取れないまま。



「雪夜、このケース外出しといて!」


「はーい。」


空の酒瓶が入ったケースを外に出す。


結構重いな…。


そう思った時…


「雪夜…!!」


俺の目の前にあり得ないやつがいた。



何で…?


ヤバい…泣きそう。


「の…ぞみ。」


派手だった髪色もすっかり元に戻っていた。


俺の大好きなのぞみ…。



そして…


「よ…雪夜」


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