本物の愛をちょうだい。
そして月日は過ぎ…



「雪夜、お前よく考えろ!」


「もう決めたんすよ。
俺は、のぞみと一緒になる。」


ずっとバイトを続けていた俺は、店長になった。


そして、約束の日になったから店を辞めることをオーナーのカツヤさんに伝えた。



勿論、カツヤにはとめられた。


「まあ、女を幸せにしてやんのは男の役目だからな。しょうがねえか。」


「カツヤさん…すみません。」


「行ってこい!雪夜。」


カツヤさんは、すっげえ
尊敬する人だ。



俺に夢を与えてくれた人。


勿論、いつか店を一件持つという夢を叶えるのは遠くなった。


けど、それよりも今はのぞみが大事だから。



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