本物の愛をちょうだい。
7
決意
墓の前でのぞみとの思い出に浸っていると、足音がした。
振り替えれば、
そこには一度だけ会った
相変わらず細くて色白の
女の人がいた。
のぞみの母親だ。
「あなた…雪夜くん!?」
「お久しぶりです…」
「来てくれたのね。
のぞみ、喜ぶわ…」
少し悲しそうな顔を見せられると胸が痛い。
のぞみの母親は、
すごくのぞみを愛していたから。
「あの…今更謝っても済まないのかもしれませんが…
本当にあの時はすみませんでした。」
深々と頭を下げると…
「頭を上げて…」
そう言われ頭をあげると、ギュッと手を握られた。
な…何だ!?
「あの…!?」
「謝るのはあなたじゃないわ…私よ。」
「いや…俺のせいです。
俺が勝手にふたりで逃げようなんて言い出したから。」
「そこまで追い詰めたのは私と主人よ。
のぞみを人形のように扱う主人に逆らえなかった…
そして、あなたたちを応援できなかった私が悪いのよ。」
「そんなことありません。」
「いいえ…
ずっと苦しかったでしょう。
もう自分を苦しめないでいいのよ。」
振り替えれば、
そこには一度だけ会った
相変わらず細くて色白の
女の人がいた。
のぞみの母親だ。
「あなた…雪夜くん!?」
「お久しぶりです…」
「来てくれたのね。
のぞみ、喜ぶわ…」
少し悲しそうな顔を見せられると胸が痛い。
のぞみの母親は、
すごくのぞみを愛していたから。
「あの…今更謝っても済まないのかもしれませんが…
本当にあの時はすみませんでした。」
深々と頭を下げると…
「頭を上げて…」
そう言われ頭をあげると、ギュッと手を握られた。
な…何だ!?
「あの…!?」
「謝るのはあなたじゃないわ…私よ。」
「いや…俺のせいです。
俺が勝手にふたりで逃げようなんて言い出したから。」
「そこまで追い詰めたのは私と主人よ。
のぞみを人形のように扱う主人に逆らえなかった…
そして、あなたたちを応援できなかった私が悪いのよ。」
「そんなことありません。」
「いいえ…
ずっと苦しかったでしょう。
もう自分を苦しめないでいいのよ。」