本物の愛をちょうだい。

次の日…。


「ユッキー、何かすっきりしてるわね～。」


「ああ。
迷惑かけたな。」


実は、翼は俺がバイトをしている頃からバイト仲間だった。


だから、いろいろと知っている。


「オーナー、清さん今日休みだって～」


「清が休み？」


「なんか、どうしても行かなきゃならない用があるとかないとか…」


何だろう。


「そうか。
じゃ、今日は俺もちゃんと仕事しねーとな。」


「そうだよ～
オーナーいつも女の子とイチャイチャばっかりだもん。」


「もうしねえよ。」


「は？」


「もう女とはヤらない。」


「お、オーナー！！
どうしたのさ～。
なんか病気？」


「好きなやつがいるから。」



「あ～そゆことかあ！」



「なんだよ…その反応。」


「美亜ちんなんでしょ？
好きなひと～」



「まあな。
つかなんでわかったんだよ。」



「わかるよ。
オーナーが美亜ちんを連れてきたときから、そうなる気がしたから♪」


龍…
するどいな…




「オーナー、美亜ちん
連れ戻さないの？」


「連れ戻すよ。
晴樹に明日話に行く。」


やっぱり俺、
連れだからって遠慮とか無理。