本物の愛をちょうだい。
美亜side


今日は、晴樹さんが
遅くなるらしい。


さっき連絡がきた。



1人になると、つい考えてしまうのは…

オーナーのこと。


つくづく自分は嫌な女だと思う。



晴樹さんは、アタシをスッゴク想ってくれている。


いつも第一にアタシを考えてくれる。


なのにアタシは…



その時…
ピンポーン…


インターフォンが鳴った。

誰…?


画面を確認すると…


「清!?」


何故かこの時間に清がいる。


今は、夕方5時。
普段なら清は、店で準備をしている。



どうしよ…


晴樹さんに用なのかな…


迷っていると、アタシの携帯が鳴った。


メールだ。



from:清
――――――――
早く開けやがれ!
バカ美亜!


――――――――



用があるのは、アタシのようだ。



ヤバイ…
清がキレてる。


黒い殺気でてるみたい。




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