本物の愛をちょうだい。
アタシがそう言うと、
ムニッとほっぺをつままれた。


「いっふぁい…」


「もっぺん言ってみろ!
バカ女!」


「…う"~」


清のバカ力でほっぺた取れそう。


「役に立つ立たねえは、
関係ねえから。
redroseに入った以上
お前は仲間なんだよ。
何も言わず勝手に居なくなんなボケ!!」


"仲間"
そんなこと言われたことなかった。


そもそも、誰かにこんな
怒られたことなかった。


離されたほっぺたが痛い。

でも心がポカポカした。



「龍だってずっと、お前に会いたがってる。
翼もずっと待ってる。

バイトする、しないは
別として、明日此処に来いよ。」



メモに簡単に書かれた
地図。


「オーナー…いるの?」


「いねえよ。
今は会いたくないんだろ?」


「…うん…」


「明日、待ってるから。
昼過ぎに来いよな!」





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