本物の愛をちょうだい。
なんてたんかきったけと゛…


「雪夜はあなたにゆずるわよ。」


「え!?何で…」

「もう諦めたわ。
その変わり好きな人ができたの!」


ヒヨリに新しい好きな人!?


ヒヨリの目線の先に居たのは…


「つ…つ…翼!?」


「そうよ。」


「ちょ…ちょっと待った!あの人ゲイだよ?」


「でも女もイケるんでしょ?」


だからって…
何で翼なんだろうか…


「あら、ヒヨリじゃない!これサービスよ。」


翼が出したピンクのカクテル。


この二人一体何があったのか…


まあいいか…


とにかく、もうオーナーに気持ち伝えなきゃだよね。


「美亜ち~ん♪
オーナーが上がっていいって。」


「あ…うん。」


「でね、これ…」


龍がニヤニヤしながら渡してきたのは…


「鍵?」


「オーナーのマンションで待ってろってさ♪」


「ま…マジ!?」


「場所はわからないと思うから俺が送ってくよん~」


オーナーのマンション…


そういえばアタシ、
オーナーの家知らない。


「雪夜さんが女を家に入れんの…美亜が初めてだぜ。
良かったな~」


え…マジで。


アタシが初めて…



ど…どいうことだろうか…





< 220 / 283 >

この作品をシェア

pagetop