本物の愛をちょうだい。
仕方なく、自分のマンションに戻る。


え…?


「美亜!?」

膝を抱えてドアの前に
座る美亜がいた。


「お帰り。」


美亜がなんか元気ない。


顔が赤い…
目もトロンとしてるし…


おでこを触ると、
やっぱり熱がある。


「熱、あるじゃん!」


「ん…今日朝から微熱あった…」


微熱どころじゃねえし…


とりあえず美亜を抱えて
部屋に入り、ベッドに寝かした。



「ったく…
熱があるのに来たらダメだろ。
撮影も行ったのか?」


「うん…」


「美亜、無理しすぎなんだよ。」


「だって…
今が頑張りどきなんだもん。
それに…雪夜に会いたかったからスケジュールも詰めた。」


うぅ…


雪夜に会いたかったとか…


普段絶対言わないのに…


キュン…



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