本物の愛をちょうだい。
父親か…


「結婚できっかな…」


「何言ってんすか!!
晴樹さんは女に困ることないじゃないですか!」


「そうでもないよ。
多分俺が一番遅い気がする。」


いつかまた新しい恋なんてあんのかな…


で、家族とか作って…


俺には、家族とかあり得ないと思ってたけど…


美亜と暮らして思った。



家事とかできなくても、
帰って来たとき笑顔で
迎えてくれるのが、幸せだなって。




そんなちっぽけなことが
俺にとっちゃ一生忘れられないこと。




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