本物の愛をちょうだい。
遊園地の帰りの車の中…。


「今日、すっごく楽しかった!ありがとう!晴樹さん!」

「いいえ。
俺もありがとうだな。」


「え?」


「結衣の新しい一面見れたしね♪」


泣き顔。

笑った顔。

結衣は意地っぱりで
素直じゃない。

以外と風船とか子供っぽいのが好きなこと!



「晴樹さんといると、
なんだか自分じゃなくなる気がする。」


「自分じゃなくなるんじゃなくて、それが結衣の本当の姿なんじゃない?
今までの環境が結衣をそうさせていたんだよ。」


「そうかも。
晴樹さんにお礼しなきゃだね!」


「お礼か~。
じゃあさ、晴くんって呼んでよ!」


なんて自分で言ってキモイ…


「は…晴くん?」



キュン…


「あ…今キュンってした…」


「え?」


「結衣、キスしていい?」


「へ…わっ…んッッ…」


赤信号で俺は思わずキスをしていた。



俺は結衣にだんだん
引かれていた…






~晴樹のネコend~





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