本物の愛をちょうだい。
次の日。


バイトか。
今までは、男に出してもらってたかしてたけど…

そろそろ、自分のお金が欲しい。


渡されたメモに書いてある番号に電話してみることにした。


プルプル…プルプル…



「はい。」

出たのは、低音の声の男だ。


「あの、知り合いにバイト募集してるって聞いたんですけど。」


「あ~ヒカルの女か。」


女…?
女じゃないし…


「バイトやりたいのですけど。」


「ん~じゃ、今日一回店来てくれる?
場所は駅前のredroseだから。じゃ、よろしく~」


ツー…ツー…ツー…


一方的な電話だな。



とりあえず、支度をしよ。


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