本物の愛をちょうだい。
結衣のアパートには、
もう何回も来た。


基本、女を自分家に入れない。



「本当に来た。」


「んだよ…
来てほしくなかったか?」

「違うわよ。
最近、なかなか来てくれなかったでしょ?
それが今日来たから、嬉しかったのよ。」



「ふっ…
結衣、早く服脱げよ。」




俺にはもう女を愛せない。

怖いんだ。



もう、あんな思いしたくないし、相手にさせたくない。



それに…
まだ俺ん中にアイツがいる。


俺の最初で最後に愛した
女。





美亜は、アイツに似てるから…


だからだよな…。




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