本物の愛をちょうだい。
10分後…


「わりいな!…って……」

事が終わったらしい、
オーナーが部屋から出てきた。


アッシュブラウンの髪の毛で、顔はイケメン。

長身の背

女にもてんな…この人。


「あの、何フリーズしてるんですか?」


「のぞみ…?」


「は?」


「あ…わりい。
知り合いにそっくりだったから。」


「相当女いるんですね。」


「ふっ…まあな~」


一瞬、混乱しているようだったけど…

なんだろう。


「あの、話って。」


「あー、名前は?」


「葉月 美亜。」


「17さい。」


「学校は?」


「行ってない。」


これって…面接。だよね。


「行ってないんか。
んーよし、合格。」


「…へ?」


「明日から来てね~」


え…合格?
かるっ!ゆるっ!


なんか楽そう~


「じゃ、アタシ帰ります。」


「待ってて。
今日は、見学してきな。
奢るから。」


「酒、飲んでいいの?」


「バーカ。
未成年は禁止!
それと、俺一応オーナーさんね。口の聞き方には気を付けろ~」


コツンと頭に拳骨…


「めんどくさい。」


だって、初対面からあんなん見せられたら…ね?

「ったく、生意気娘!
ま、根性は認めてやるよ。」


何、この人
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