本物の愛をちょうだい。
「お姉さーん、お酒ちょうだい!」


「はーいどうぞ。」


オーナーとあの女が仲良く話してる。



ツキンと胸が痛い。



「ねえねえお姉さん、
そのセーラーめっちゃ似合ってるよねえ~」


「どーも。」


「ここの店員さん?」


「そうですけど、何か?」

近い…

ベタベタすんな…


「ねえ抜け出さない?」

イライラする。

客とは言え、ウザイ


「仕事だから無理。」


「そう固いこと言わすにさあ~行こうよ~」


グイッッと肩を組んでくる客。


「離して…」

コイツ…酔ってる。


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