本物の愛をちょうだい。
「はあ…マジでいい加減に…「お客様、うちの従業員つれてかれちゃ困るんだよね。」


オーナー…
いつの間にかその男の腕を掴んでいた。


「ッッチッッ。
ケチな店だな。」


「ケチで結構さっさと出てけ。」


「おめえッッ
客に向かってその態度はなんなんだよ!
何がバースデーだよ。
くだらねえ。」


ガタンと椅子が倒れる。


騒がしかった店が静まり返った。


ヤバイ…


何とかしなきゃ…


そう思った時、
バコンという音と一緒に
客がぶっ飛んだ。



「…っってぇ…」


「汚え手で触るんじゃねえ。」



え…



「オーナー…!?」


「おい清…コイツ外出して。
皆さんお騒がせしました。自分のパーティーなのにごめんなさい。」


オーナーが深々と頭を下げる。



「さあて~!!
本日のメインイベントよお~!!
龍、持ってきなさい!」


「はいはい~♪
オーナー、こっち来なよ~」


皆…


ごめん!!



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