イケメン俺様君のお姫様☆
「行くぞ?」



「へ?」



突然耳元で低い声が聞こえて、
変な声が出てしまった。



後ろを見ると、
制服に着替えた奏汰が立っている。



「変な声…」



そう言った奏汰の顔には、
笑顔が浮かんでいる。


爽やかで、カッコイイ笑顔…。



「………行こう…」



私は恥ずかしくなって、
奏汰の横を通りすぎ、
ドアを開けようとした。



…でも、奏汰が私の腕を
掴んで止めたため、
できなかった。



そのまま私は奏汰と向き合う。



「チューは?」


奏汰はニヤっと笑ってそう言う。



…は?


い、今…なんて言った…?



「……え?」



「だから!チューは?」



ちゅ…チュー!?



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