イケメン俺様君のお姫様☆
…チューって、き、キス
のことだよね?



「…え?…キス?」



私はぎこちない笑顔で
聞いてみた。



「…そう、キス。さあ、早く」


奏汰はそう言って
私が届くように腰をかがめる。



「…私から…?」



その質問に、奏汰はうんとうなずく。



…わっ、私からなんて…
無理だよ…。



恥ずかし過ぎる……。



「早く」



うつむく私を、奏汰は急かす。



…そ、そんな…。



できないって…!




「…もう!こうやってするんだよ」



奏汰は私の顔を持ち上げた。



そして、軽く触れるだけの
キスをした。



「……っ!」


私の顔は、熱があるみたいに
熱くなる。
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