イケメン俺様君のお姫様☆
「…う、うん。でも断るよ?」



私には奏汰がいるから…。



「奏汰。なんか少し慌ててないか?」



駿君は怪しいとでも言うような
目を奏汰に向ける。


「確かに。なんかあったの?」



「…いや…俺、真央と付き合ってるから」



奏汰は2人にそう言った。



「「えー!!」」



駿君と優李君の大きな声が響く。



2人はすっごく驚いている。



…まあ、そりゃそうだよね。



昨日の今日で私と
奏汰が付き合い始めたら、
驚くよね…。



「…どうして?奏汰、昨日は
真央ちゃんに興味ないって
感じだったじゃん!」



「そうだよ!俺、真央ちゃんの
こと狙ってたのに!」



2人は奏汰に飛びかかるかの
ような勢いで言った。



「…こんな可愛いのに、
興味ないわけないじゃん」



さらっと恥ずかしいことを
言う奏汰に、私の顔は
赤くなる。


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